スザクとミレイ


「スザクってさぁ」
「はい」
「いっつもものすごく空気読めないわよね」
「そうですか？すいません」
「それなのに」
「はい？」
「恋愛では空気が読めてやり手なのはつまり日常が演技ってこと？」
「さぁ、どうでしょう？」
「首尾はどうなのよ？」
「さぁ、どうでしょう？」
「相手は相当手強いわよ」
「知ってますよ」
「将を射んとせば？」
「まずは馬」













スザクとリヴァル


「スザクってルルーシュと付き合ってんの？」
「やっぱりそう見える？」
「そう見せて実際は片想い、ってのが俺の読み」
「ハズレと言いたいけれど大当たり、だね」
「そこで俺、リヴァル・カルデモンドは君のお役に立てると思うんだけど」
「例えば？」
「過去ルルーシュが相手取ったチェスの対戦リスト」
「アッシュフォード学園一日限定１０個・特製カツサンド　５８０円（税込）を一週間」
「うちの教室から購買までって一、二を争う距離だぜ？」
「知ってる。でも僕は軍人だからね」
「頼もしいねぇ、騎士殿！」












スザクとニーナ


「‥‥」
「‥‥」
「‥‥」
「‥あのっ！枢木‥君」
「何？」
「あ、ああああ‥！」
「ユーフェミア様？」
「！」
「友達なんだよね？よく聞くよ。時間があればまた会いたいって仰ってた」
「！！」
「あ、僕もう行くね」
「う、うん！」
「じゃあ、また明日」












スザクとシャーリー


「シャーリーはまだ告白しないの？」
「なななな何言ってるの！？？」
「でもルルーシュって鈍感だし、事は早いほうがいいんじゃないかな」
「駄目！まだ駄目ッ！！」
「やっぱりどう思ってるか本人に聞いてみようよ」
「いい！いらない！！」
「なんで？僕なら『上手く』できるよ」
「いい！いいったらいい！！」
「でも」
「ほら、私のことはいいからスザク君は自分のを頑張って！好きな子いるって言ってたじゃない！私、応援してるから！」
「うん、ありがとうシャーリー」












スザクとカレン


「おはよう、スザク君」
「カレン。今日は体調はいいのかい？」
「お陰さまで。貴方こそ今日は軍に行かなくていいの？」
「今のところはね」
「そう。黒の騎士団にはブリタニア軍も随分手を焼いているみたいね」
「すぐにカタが付くよ」
「本当、さっさと勝敗が付けばいいのにね。‥それはそうと」
「何？」
「そこ、ルルーシュ君の席よ」
「うん、知ってるよ」
「ふふふ」
「あはは」
「この猫被りが」
「黙れ二重人格」












スザクとナナリー


「どう、かな？」
「うーん、少し苦い気がします」
「あー‥‥今度は蒸らしの時間が長かったのかなぁ‥」
「仕方ないですよ」
「ナナリー」
「だってスザクさんは所詮軍人ですもの」
「‥‥ナ、ナナリー‥‥」
「因みにスザクさんのカップは食器棚の上から二段目の左から四番目の前から三つ目、つまり一番奥の一番下にあるやつですよ？」












スザクとアーサー


「痛いッ！」

どうして君は！












スザクとルルーシュ、と。


「あのさ、ルルーシュ」
「なんだ？」
「今日、君の部屋に行ってもいいかな？」
「ああ！ナナリーも喜ぶよ」
「そうじゃなくって」
「？」
「君の部屋に行きたいんだ。‥駄目かな？」
「‥すまない、スザク。その‥」
「そっか」
「ス、スザク！イヤとかなんじゃないんだ！ただ今日は‥いや、今日も‥」
「わかってる、ルルーシュ。僕だって、夕食誘って貰っても無理な日とか多いし」
「済まない」
「謝らないで」
「‥‥スザク」
「なに？」
「部屋は無理だが‥その、外なら、行ける」
「決まりだね。デートだ」
「っ、馬鹿が！」