『いつも言っているけど、翅無しは貴重なプラーナの供給源なのだから、』
『“無闇に殺してはいけないよ”』
『‥アポロニアス』
『ほんの遊び心だ、許せ』
『‥‥』
『そんな目で見るな、わかっている』
『どうだか、ね』
宥める意味を込めて翅を梳くと擽ったそうに肩を竦める
愛を込めて額に唇を寄せれば嬉しそうに白い頬が弛む
不器用なのに幸せそう
その笑顔はいつも暖かだった。
My Smile
君は枯れない花だと思っていた