あれから一体、どのくらいの時が経っただろうか。
いきているのは楽しいか?ああ、愚問だったな。
しかばねのようなおまえの今が、瞬き出来ない俺の瞼には簡単に描けるよ。
てんじょうの染みにすら怯える生活、楽しいわけがない。昼と夜で性根を使い分けてる英雄サマには脱帽だ。
るすばんを頼んだ覚えはないけれど、おまえはいつだってその場所にいるんだな。
よろこんでるかい?俺の妹は。―――殺人者の来訪を。
 
いつだったかおまえが教えてくれた遊び。
つるとかめが滑るあれ。
まるく円を描きながら延々と、妹の周りを俺たちは手と手を取って回っていた。
でもそれだって昔々の遠い話。
もう、おまえには二度と会いたくない



追伸 : だいきらいだよ もうずっと。



たてよみ

死んだって素直になれやしない僕から君へ、せめてせいいっぱいの優しさを


2007.12.30  わたぐも