嘘をついたのは 知られたくなかったから
嘘をついたのは 知られるわけにはいかなかったから
初めて笑いかけてくれたから
初めて褒めてくれたから
初めて認めてくれたから
好きだと言ってくれたから
君が好きだと言った、強い人でいないと駄目だから
君が好きだと言った、真っ直ぐな人でいないと駄目だから
君が好きだと言った、綺麗な人でいないと駄目だから
肉親を殺され殺戮に憤る君に
僕も同類だなんて 知られるわけにはいかなかったから
仕方がなかった
仕方がなかった
恐かった
嘘をついてたのは 君に嫌われるのが恐ろしかったから
本当は大声で、泣き叫びたかった
変わってしまった自分を嘆いて。(殺人者になったのも嘘吐きになったのも、みんなみんな君の為だったのに、どうして自分の為になっているのだろう)
相変わらず、親殺しはルルの為だったらいいなと思って日々夢見てます。
2007.2.2 わたぐも