誓ったのは高く羽ばたく力強さ
捧げたのは己が示す意味の総て

それが真実の愛だった



何故己は強くなりたかったのか
何処に強さを求めたのだろうか

誓いは今だって覚えている
あの日の翅を 優しき天翅に 愛しさがさせるままに


『ほんの遊び心だ、許せ』


始まりは真剣だった
けれど少し遊びたくなった
寄り道した
好奇心に突き動かされた
それが喜劇から惨劇への突き落としで終焉で、幕開けだった

しあわせのスポットライトが点滅する
ステップ外された天翅が悲劇に瞳を濁らせる


『そんな目で見るな、わかっている』


覚悟はなかったかもしれない
理解もなかったかもしれない

けれど想いだけは本当だった!




『どうだか、ね』






地に落ちるしかなかった
もう空には戻れない

翼を失ったのだから。







Thank/You
けれどごめんね、僕のせいで永遠のグッドバイ

END!

2007.10.19  わたぐも